【はじめに】整体師の私が大切にしている3つの視点

自己紹介

初めまして、整体師のharukaと申します。
私は国家資格(柔道整復師)を取得してから11年、整形外科や整骨院で延べ5万人もの患者様のお身体を診させていただきました。
その間、うまく結果の出せない患者様に直面しては、無力な自分を責め、様々な勉強会へと走りました。
腰痛ひとつをとっても、千差万別。
ひとりひとりの人生や痛みの背景がそこにはあるのです。
腰痛なんかで大げさな…と思われる方もいるかもしれませんが、私はこれが真理だと思っています。

今回は、なぜそう思うようになったかをこれから説明していきたいと思います。
私がどのような気持ちで患者様と向き合っているのか、大切にしている3つの視点を通してお話ししたいと思います。

木を見て森を見ず

あなたも聞いたことがあるでしょうか。
「木を見て森を見ず」とは、物事の一部や細部に気を取られて、全体を見失うことです。

私は、多くの治療家、もっと言ってしまえば、現代医療の大部分はまさに「木を見て森を見ず」だと思っています。

高血圧を例にして考えてみましょう。
現代では3人に1人が高血圧と言われ、身近な生活習慣病の1つですよね。
「サイレントキラー」とも呼ばれ、自覚症状がないまま命に関わる病気になる可能性がある、などと言われています。
そう、高血圧は病気の原因であると言っているんですね。
しかし、ここで一度立ち止まって考えてみましょう。

なぜ、あの人は高血圧になったのでしょうか?
ここでピンと来た人もいるかもしれません。
そうです、高血圧は病気の”原因”ではなく、すでに”結果”なのです。

高血圧になった人には、高血圧になった原因が存在しますよね。
しかし、病院では「高いと危険なので血圧を下げるためにお薬を出しますね」で終わりです。
本来はなぜ高血圧になったのか?もっと言えば、カラダはなぜ血圧を上げているのか?に着目すべきなのです。

これは、まさに「木を見て森を見ず」だと思います。
このような例は沢山ありますが、また追々記事にして書きますね。

カラダは間違えない

私は読書が好きで、医学書も沢山読んできました。
その中で「カラダは間違えない」と仰る医師がいました。つまり、カラダの反応に間違いはなく、全ては正しい反応であると。
私も最初はピンと来ませんでした。
”じゃあ病気もそうなの?”
私は小学生の時に父親をガンで亡くしました。もしカラダが間違えないのなら、父の病気もカラダにとっては間違いじゃなかったのか…
そんな疑問を持ったまま、整体の仕事を続けていくうちにそれは正しいことだと分かりました。

例えば、先ほどの高血圧もそうです。
年齢を重ねると血管の弾力性が落ち、カラダの隅々まで酸素や栄養を運べなくなるため、圧を上げて届けているのです。
カラダにはちゃんと理由があって、わざとそうしているのです。
風邪もそうですよね。
高熱が出たり、鼻水や咳が出たり、時にはお腹を下したり。
とても辛いですが、どれも悪いモノと闘ったり、カラダから排出するために起こしている反応です。

ある患者様は、病によりご主人を亡くしました。
その方はご主人が亡くなった1週間後、突然右膝が曲がらなくなりました。
数日経っても一向に改善する気配がないため、整形外科に行くと「変形性膝関節症ですね」と診断されました。
「治すためには手術しかない」そう言われて、手術を受けました。
結果どうなったでしょうか。
完全に治ることはないばかりか、悪化してしまったのです。

この患者様は本当に変形性膝関節症だったのでしょうか。
手術は本当に必要だったのでしょうか。
確かに、レントゲンを撮れば変形はあったのかもしれない。
しかしこの方は、”ご主人を亡くした悲しみ”が、膝が曲がらないという形でカラダに現れたのです。

このようなことは沢山あります。
皆さんの身近でも、「○○さんは奥様が亡くなったあと体調が悪くなった」など、聞いたことがあるのではないでしょうか。
そしてこれも、先ほどの「木を見て森を見ず」にも通じるものがありますね。

悲しみ、怒り、喜び…様々な気持ちがありますが、カラダに出る反応も含めて「感情」なのです。
これは今後生きていく上でも、とても大切なことだと思います。

全人的医療を目指す

全人的治療という言葉を初めて聞いた方も多いかと思います。
全人的治療とは、”特定の疾患に限定せず、患者様の心理的・社会的・スピリチュアル(科学で説明がつかないもの)的側面にも考慮しながら、その人自身の理解を深め、総合的にアプローチすること”です。
要は、”なぜこの患者様は、このようなカラダの状態になっているのか”を様々な角度から考え、理解し、アプローチしようということです。

どうしても人は、何かに当てはめようとします。
ある意味それで気持ちは楽になるかもしれません。しかし、当てはめてしまうと、可能性が狭まってしまうのも事実です。

先ほどの、右膝が曲がらなくなってしまった患者様。
「変形性膝関節症」という診断名に当てはめられてしまい、必要のない手術をすることになりました。
もっと多角的な視点を持ち合わせていたのなら、
「今はご主人を亡くした悲しみで、膝が曲がらなくなっているのかもしれません。悲しいかもしれませんが、ご主人のためにもしっかりご飯を食べて、少しでも歩いて様子を見ましょう」
このような視点があったなら、手術をせずに前のように歩けたはずなんです。
実際に、心理面が原因で、足があがらなくなった、腰が痛くて動けなくなった、血圧が急に上がったなどの例は沢山あります。

あなたも、もしカラダに不調や痛みが現れたら枠にはめようとせず、まずは様々な角度から原因を考えてみて下さい。
カラダは間違えません。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
はじめにもお伝えしましたが、カラダに出る症状や痛みはその人の人生や背景が大きく関わってきます。
ただ腰が痛いから筋トレ、肩が痛いからマッサージなどマニュアル化するのではなく、あらゆる可能性を考慮しながら、多角的なアプローチをしていきます。

何をするにも、健康なカラダが資本ですよね。
一緒に正しい知識を身につけ、自由なカラダを手に入れましょう!

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